出産には帝王切開と自然分娩の二種類の出産方法があるのはみなさんご存知かと思います。
帝王切開と自然分娩の違いはみなさんなんとなく知っているとは思いますが
双方のデメリットやメリットはよくわかっていませんよね?
今回はそんな「自然分娩」と「帝王切開」の違いを細かく比較していきたいと思います!
これから出産を控えている女性の方や妊活をしている方は目を通しておくとあとあと役に立つかも!?
まずは帝王切開の説明
母子ともに問題がない場合大体自然分娩になるのですが
どういう時に帝王切開になるのか不安を感じている妊婦の方が多いと思います。
現在日本では妊婦さんのうち5人に1人は帝王切開により出産していて、
帝王切開には「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」の二種類あります。
【予定帝王切開】
文字通り予定帝王切開は事前にお医者様と日取りを決めて行う帝王切開のことです。
- 逆子
- 双子や三つ子などの多胎妊娠
- 胎盤が子宮の入り口を塞いでいる前置胎盤
- 子宮筋腫や卵巣のう腫
などの胎児または妊婦の方に問題がある場合に帝王切開になります。
予定帝王切開の場合は37週から38週で帝王切開をするケースが多いです。
【緊急帝王切開】
緊急帝王切開は緊急時に行う帝王切開のこと。
- 胎機能不全(赤ちゃんに異常がある)
- 出産の前に胎盤が剥がれてしまう常位胎盤早期剥離
- 分娩が進行しない(子宮口が開かない等)
- 予定帝王切開前に陣痛、破水が起きてしまった場合
などに行われる帝王切開のことです。
痛みの違い
帝王切開について簡単に説明したので今度は双方の痛みの違いです。
帝王切開は痛みがないなんてそんなことありません。
自然分娩も帝王切開も痛いです!
【自然分娩】
陣痛、会陰切開、生む時の痛みがあります。
「便秘と下痢を我慢している」
「鼻からスイカ」
「割れるような痛み」
など陣痛には様々な痛みの例え方がありますが…
経験した私から言わせれば正直言葉では表わせません!!(笑)
人生であんな痛いものはもうないんじゃないかと思うくらい痛いですね…
強いて言うのであれば「腰を思いっきりハンマーでずっと殴られてる」ですね。
ちょっと休憩挟んだらまたドーンドーンって感じ。
これから出産控えているかたは怯えてしまいますね、すみません^^;
出産時に行なわれる「会陰切開」や「縫合」はそんな陣痛のさなか行なわれるのでチクっとするぐらい!とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
しかし出産後、抜糸するまでは会陰縫合がチクチク痛んだり引っ張られる感じがするようです。
【帝王切開】
陣痛や生む時の痛みがない分手術前の麻酔、術中の痛み術後の痛みがあります。
麻酔には下半身・全身麻酔があり、
下半身麻酔では硬膜外麻酔→脊髄麻酔→局所麻酔と順番に麻酔を行うのですが局所麻酔がこの一連の中で一番痛いそうです。
また後陣痛と縫った箇所が同じのため痛みが何日も続く場合が多く
術後何日かは発熱があったりとベットから動ける状態ではありません。
自然分娩は生まれるまでが辛くて帝王切開は生まれてからが辛いですね。
どちらが楽なんてことはないんです。
スポンサードリンク
メリット・デメリット
【自然分娩】
メリット
死ぬほど痛い陣痛のあとの開放感と「産み落とした」という達成感がなんとも言えないと多くの声を聞いています!とても感動する瞬間でしょう。
また自然分娩ですと赤ちゃんが生まれたあとすぐに抱っこすることが出来ます。
分娩台も自分で降り、歩いて病室に移動することもできるくらい回復は早いです。
その後も保育器で眠る我が子の様子を見に行くことが出来、産後すぐから赤ちゃんのお世話をすることも出来ます。
デメリット
予定日が間近になるに連れくるいつ来るかわからない陣痛への不安や出産時のトラブルなど体験したことのないことへの漠然とした不安が押し寄せて来ます。
また出産時には恐ろしい陣痛に耐えなければいけません。
【帝王切開】
メリット
病院によって違うと思いますが我が子の誕生日を自分で決められます。
また、入院する日にちがわかっているため旦那さんの休みや上の子の面倒などの予定など出産時の段取りが立てやすいです。
また陣痛の痛みを感じることがありません。
デメリット
自然分娩に比べて達成感や「産み落としたぞ!」がないのが帝王切開を経験した私の中では最大のデメリットです。
また産後すぐに赤ちゃんの抱っこすることが出来ず数日間は自力で起き上がることが出来ません。
出産後の後陣痛が縫った箇所と同じ所のためとてもじゃないけど痛いです。
来客の相手すら出来ないほどです。
加えて私は熱がでたり手術中麻酔が合わなかったのか低血圧になりすぎてずっと嘔吐していました。
メリット・デメリットを書いてみましたがあくまで私の考えです。
私は陣痛を体験した後急遽帝王切開で出産したので帝王切開のことしかわかりませんが
あの痛すぎる陣痛を体験しても次の子は自然分娩で産みたいなと思います。
よって個人的に自然分娩をおすすめします!
ほんと、ウソのようなんですが忘れちゃうんです(笑)
痛いのは覚えてるんですけどね。不思議ですよね。
女性の体はあの痛みにも耐えられるように出来てるんだと思うと心底感動します。
出産費用
続いては費用の比較です。
自然分娩の入院は病院によって違うと思いますがだいたい産後5~7日。
費用は40万から75万ほどと言われています。
健康保険や医療健康保険がきかず、民間の医療保険も給付金が出ないので費用に開きが出やすいようですね。
個人病院などに比べ大学病院や総合病院のほうが費用が高額にならないと思います。
帝王切開の入院は手術の前日から入院するので7~10日と長いです。
そのため病院で計算される出産費用は自然分娩よりも高額になることが多いです。
ただし!自己負担という面から考えると帝王切開は手術自体に健康保険が使えるので結局自然分娩と同じぐらいの金額になる病院が多いようです!
帝王切開の手術は健康保険適用で地域や病院にかかわらず22万1600円。
この金額のうち3割が自己負担になります。
そしてみなさんが気になる出産育児一時金ですが
出産すると国から42万円がもらえます。
出産育児一時金は直接支払制度や受取代理制度に加入している病院も多く、出産費用から出産育児一時金を差し引いた額が自己負担になります。
また民間の生損保会社で妊娠前に保険に加入していれば帝王切開の場合自然分娩と違って入院費用や手術についての給付金が支給され結果的に出産で黒字になったというケースもあります。
ちなみにわたしは帝王切開で黒字でしたよ!
まとめ
いかがでしたか?
私自身帝王切開しか経験していないので自然分娩についてあまり詳しくは説明出来なかったのですが帝王切開も自然分娩も立派なお産です。
どちらが楽とかそうじゃないとかないと私は思います。
まあでも陣痛を経験したからこそいえますが…帝王切開は陣痛体験しないことが最大のメリットですね!(笑)
私は息子が8月23日出産予定日だったのですが8月21日におしるしと陣痛がきて急いで病院へ。
が、陣痛が2,3分おきになるもなかなか子宮口が開かず…。
次の日まで陣痛に耐えたのですがもうとっとと産んでしまいたかったので促進剤を使うことに。ですがそれも虚しく半日ほど促進剤を使ったにもかかわらず子宮口が5センチしか開かずに私の体力にも限界が来てしまいまた次の日に急遽帝王切開になりました。
陣痛が始まってから出産まで3日かかりました。
帝王切開になってよかったとその時は本気で思うほど辛かったです。
そして今年の6月二人目の出産を控えています。
自然分娩が良かったのですが病院の方針で帝王切開に。
とても楽しみです^^!
でも私の入院する病院のご飯はおいしくないのがちょっと楽しみじゃない…(笑)
では、これから出産を控えている妊婦さん、妊活に励んでいる女性の方々。
ともに頑張りましょう!
最後までよんでいただきありがとうございました^^!