2016年2月17日、Googleのロゴが変わっていましたね!
クリックすると「ルネ ラエンネック」と検索されます。
全く聞きなれない名前・・・一体何をした方なのでしょうか?
今回は『ルネ・ラエンネック』がGoogleロゴになった理由と
その歴史について紹介していきましょう!
ルネ・ラエンネックがGoogleのロゴになった理由
Googleロゴって大体季節のイベントか、誰かの生誕○○周年ってことが多いです。
今回は○○周年というパターン。
2月16日はルネ・ラエンネックさんの生誕235周年です!
めでたいぜ!
ということで、簡単にプロフィールを紹介しましょうね。
名前:ルネ=テオフィル=ヤサント・ラエンネック
生誕:1781年2月17日
死没:1826年8月13日
出身国:フランス
職業:医師
wikipediaより
イ、イケメンやな・・・!
フランスのお医者様です。
45歳の時に結核にかかって死去しました。
『結核』は昔は不治の病と言われていましたからね。
いくらお医者様と言えど、不治の病には勝てなかったわけです。
(調べてみると、今でも完全に治ることはないそうですが、、、)
さて、ここまでの紹介では
まぁ普通のお医者さまって感じですが
ルネ・ラエンネックさんは、今ではどんなお医者様も使っている”アノ道具”を発明した人なんです!
ルネ・ラエンネックって何をした人?
ルネ・ラエンネックさんは、なんと!『聴診器』を発明した方なのです!
(タイトルに書いてあるぅ~)
これですよ!
あったりまえに使っているものでも、元をたどれば発明者がいるわけです。
聴診器の発明者は『ルネ・ラエンネック』さん。
1816年に発明されています。
また、この聴診器の発明と同時に胸部の診察方法を考案しました。
じゃあそれまではどうやって”胸部の診察”を行っていたの?という疑問が当然生まれますが、
打診や触診、時には”直接聴診”という診察方法を行っていたそうです。
”直接聴診”というのは、読んで字のごとく
直接、胸部に耳を当てて診察するものです。
この診察方法には、患者さんの年齢や性別によっては実施が難しいという問題を抱えていました。
(女性の方とか、嫌ですよねぇ・・・)
こういった不便を解消するために『ルネ・ラエンネック』さんは立ち上がったのです!
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聴診器発明まで
キッカケはまさに、脂肪の厚い女性への胸部の診察が困難だったことだそうです。
「なんとかせんなな・・・」
ラエンネックさんは、ある日ひらめきました!
「そういや、木片の一端に耳を押し当てると、もう一旦をピンで引っ掻いた音がよく聞こえることあったやん!(説明口調)」
wikipediaより
そこでラエンネックさんは、おもむろに紙を丸めて筒状にし、
心臓辺りに押し当て、耳を筒に添えました。
そうすると、心臓の鼓動がはっきりと聞こえたそうです。
これが初代の聴診器です。
失礼、これは紙筒でした。
wikipediaより
これが初代聴診器の図です。
木製の円筒だそうです。
よく思いついたなぁと思います。
実はラエンネックさんはフルート奏者でもあったようで、
音響に関するひらめきは、そのことも関係しているという説があるようです。
自ら聴診器を発明し診察に使用するようになったラエンネックさんは
その診察法を「間接聴診法」と名づけました。
また、その時の聴診器は
“stethos(胸)”と”skopos(診察)”をくっつけて、”stethoscope”と名づけられたそうです。読めない。
また、”the cylinder”とも呼んだそうです。どっちやねん。
当時の診察の様子はこんな感じ。
この頃のお医者様の格好ってかっこいいですね。
白衣ではなく赤衣・・・?
まとめ
試行錯誤とかではなく、
ひらめきから聴診器を発明した「ルネ・ラエンネック」さん。
聴診器が現代でも浸透しているところをみると、このひらめきは天才的だったのでしょうね。
ラエンネックさんのひらめきが無かったら、現代医学での聴診器はもしかしたらなかったかもしれません。
今じゃ”直接聴診”なんて考えられないですよね。女性の方はラエンネックさんに感謝したほうがいいかも。(普通の聴診器の診察が嫌な方もいると思いますが)
フランス・パリにはラエンネックさんのゆかりの場所ということで、肖像が掘られた大理石の記念碑があるそうです。
いつも何気なく診察で使われている聴診器。
せっかくですから、そんな聴診器にも、偉大な発明者はいたということを覚えておきましょう。